専門家は「パフォーマンスアートだ」と一蹴

 この眉唾ものの発表に対し、長年ビッグフットを研究してきた専門家たちは、即座に「デマだ」と断罪した。

 ベテラン研究者のスティーブ・カルズ氏は、この発見が「過去にも同様のスタントを繰り返してきたパフォーマンスアーティストによる、ほぼ間違いなくデマである」と断言。さらに、有名なビッグフット研究機関「BFRO」の創設者であるマット・マネーメーカー氏も、自身のFacebookページでこのイベントを「インチキだ」と痛烈に非難した。

 専門家たちの見解は一致している。これは本物の発見などではなく、人々の注目を集めるための巧妙な見世物だ、と。

真実は9.31ドルの向こうにあるのか

 主催者側はエンターテイメント目的であることを一切示唆せず、あくまで「本物のビッグフットの遺体」だと主張し続けている。しかし、この大胆な主張をただ「疑わしい」と言うだけでは、あまりにも生ぬるい状況だ。

 はたして、スチュアート氏が発見したという遺体は、本当に伝説のUMAなのだろうか。それとも、すべては精巧に仕組まれたパフォーマンスアートなのか。その真実は、8月20日から始まる展示会で、9.31ドルを支払った者だけが目にすることになるのかもしれない。

参考:Coast to Coast AM、ほか

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。