元千葉ロッテマリーンズ愛甲猛氏が14日、自身のYouTubeチャンネル『愛甲猛の野良犬チャンネル』に出演。高校野球甲子園大会のビデオ判定導入を要望した。

■愛甲氏と小林氏がトーク

元福岡ソフトバンクホークス取締役の小林至氏と愛甲氏がトークをした今回の動画。話題は審判の誤審問題に。

愛甲氏は「高校野球にもリクエスト(ビデオ判定)をやってあげてくれないかなとずっと思っている」と語った。

■愛甲氏が甲子園のビデオ判定導入を提言

同氏はさらにプロ野球選手がアマチュアで指導するために必要な「資格回復研修会」を受講した際、高野連の「偉い人」から「審判の判定は絶対で、文句を言ってはいけない」と指導されたことを紹介。

「明らかに誤審が多いじゃん。甲子園は教育の場だって、常々言うじゃない? 教育の場ということは、 じゃあ大人が黒って言ったら、白くても黒という教育をしてるのかって、俺は思っちゃうわけ」と指摘する。

続けて「だったら、黒と見えたけど、判定したら白だったという、『大人にも間違いがあるんだ』というのが、教育ではないのかって。高校野球にもリクエストを入れるべきだと思うけど、無理?」と小林氏に質問した。

■小林氏も同調

小林氏も「ビデオ判定は全然できると思います」と指摘。「東京六大学野球は今年の春から、リクエストがありになりました。高校野球もそうなると思います」と持論を展開。

現在、高校野球の試合が、予選からほぼ全試合ネット配信されていることに触れ、「やることは審判を守ることでもあると思う。今は誤審をしたら、誰かが必ず撮っていて、切り取って拡散するじゃないですか。審判がかわいそうですよ」とビデオ判定導入の必要性を訴えた。

■審判によってストライクゾーンが変わる?

現在社会人クラブチームにかかわっている愛甲氏は「やっぱり偏ったりする。審判によってストライクゾーンが変わってくるから、キャッチャーが困ったりしている」と指摘。

また、「高校野球の甲子園はアマの最高峰だし、間違ったもので勝敗を決してほしくないと常々思っている」と語る。

小林氏も現在はネットで誤審が切り取られて拡散される状況であることを再度指摘し、「審判のために入れてほしい」と訴えていた。