UFOの正体は、最新鋭の“ドローン”か?
一方で、多くのUAP目撃情報は、地球製の先進技術、特に最新鋭のドローンやスパイ機に起因するという慎重な意見もある。冷戦時代に米ソが開発したU-2偵察機のような極秘の航空機は、しばしば地球外生命体の乗り物と見間違えられてきた。
専門家のアジャズ・アリ博士は、「現代のドローンや偵察機の形状や動きは、UFO事件で報告されるものと酷似しています」と指摘する。機密解除された文書によって、過去のUFO騒ぎが、実は極秘の航空作戦と関連していたことが明らかになったケースも少なくない。
謎は、まだ解けていない
結局のところ、2004年に空母ニミッツの乗員たちが目撃した「チックタック」の正体は、今も謎に包まれたままだ。
「米軍製極秘兵器説」と「地球外生命体説」。二つの主張は真っ向から対立し、議論は平行線をたどっている。リー氏はこう結論づける。「この知性体が何なのか、我々は永遠に完全には理解できないのかもしれない。それは、我々の理解をはるかに超えた存在である可能性があるからです」
私たちの頭上を飛び交う、あの白いカプセル状の物体の正体は何か。その答えは、まだ誰にもわからない。チックタックUFO事件の真相は、今も厚いベールに包まれたままだ。
参考:Daily Mail Online、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。