※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。 実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。

本記事は、「家族と過ごしてるから」──その言葉に、私の居場所はなかった。 同棲中の恋人に言われた何気ない一言で、すべてが崩れた女性の体験談です。

投稿者は、都内在住の30代女性・Kさん。

今回は、“恋人の口癖”の裏に隠された驚きの事実と、それを知ったときの怒り、 そして“静かな逆襲”で幕を下ろしたエピソードをお届けします。

テーマは、「家族って、誰のこと?」 信頼を踏みにじられた女の、感情の整理と“別れの美学”。

★1話完結で描かれる、“愛情の境界線”と、女のプライドをかけたスカッと劇です★

「土日は家族と過ごしてるから」

私には、2年付き合っている恋人がいました。 彼は優しくて仕事も安定していて、周囲からは“そろそろ結婚?”とよく言われていました。

でも、私はいつも週末が寂しかった。 彼とは平日しか会えなかったからです。

理由はいつも同じ。

「土日は家族と過ごしてるから、また平日に会おうね」

最初は“家族想いな人なんだな”と思っていました。 でも、付き合って2年。私はその“家族”に、一度も紹介されたことがありませんでした。

名前も聞いたことがなかった“妹”の存在

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(画像=『FUNDO』より引用)

ある日、彼のスマホがテーブルに置かれていて、通知が光った。 そこに表示されたのは、LINE──送信者の名前は「まゆ」。

(…あれ?)

なんとなく気になって画面を見ると、こんなメッセージが。

「明日のレストラン、個室で予約したよ♡」