きょうは首里城火災の件の記事から。
【「火災原因はコードのショート」 首里城火災裁判で技術士が指摘】
首里城火災の管理者責任を問う住民訴訟で、火災分析の専門家が火災の原因は延長コードのショートであるという見解を示しました。
この裁判は、県内の住民らが首里城火災の責任は指定管理者の沖縄美ら島財団にあるとして、財団に損害賠償を請求するよう県に求めているものです。
7日の裁判では、過去に火災に関する訴訟の鑑定人などを務めた技術士の鍵谷司さんが那覇市消防局の火災原因判定書などを確認したうえで、火災は延長コードのショートが原因であると述べ、「原因不明」とした警察や消防の結論を疑問視しました。
鍵谷さんは、その根拠として現場に残されたコードのうち延長コードなどの通電状態だったものにはコード内の銅線が溶けた痕がみられたのに対して、通電していなかったコードには銅線が溶けた痕がなかったためだとしています。
鍵谷さんは再発防止のための正確な原因究明の必要性を訴えたうえで、管理体制の見直しを求めています。 (2025/8/7 RBC)
首里城が全焼した件ではこのブログでも何度か過去に取り上げていますが、どう考えても家庭用延長コードを使ったタコ足配線が原因と思われます。
設置されていたやたら長い家庭用延長コードは常設照明の電源用として使われていましたが、分電盤のコンセントから直で引っ張られていたこと(ブレーカー落ち対策?だとすればもう火事にならないはずがなかった話ですが)設置されていた延長コード(家庭用のもの)からは30箇所以上の溶融痕が確認されたとのこと。
改めて当時の様子をご覧ください。
床に家庭用の細い延長コードをじつにだらしなく転がしている事がわかると思います。
これらは分電盤のコンセントから直で引っ張って来ていたとのこと。
観光客の順路上にこのように剥き出しでだらしなく転がされていたのですから、観光客に踏まれて断線が発生していてもおかしくありません。