テーマは「数十年ぶりの両トロコン」。神奈川県厚木市にある厚木へら鮒センターでタナ規定のある大池での実釣取材だったが、序盤こそ順調だったものの次第に総崩れ。さあ、どうする?
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(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
大池で両トロコン釣法に挑戦
規定ありの大池に着座したので、タナは1mにセットした。竿は8尺。隣には誰もおらず魚がワキワキになることは容易に想像できる。
吉田康雄
「お願いですから関口さんも釣りをしてくださいよー」
イヤだよ。トロロやったことないし。
吉田康雄
「そうじゃなくて両ダンゴでもいいのでエサ打ちをしてほしいんです。そうすれば少しは魚が分散して釣りやすくなるんですよー」

なんだ、そういうことね(笑)。だったらなおさら釣りはできないな。そもそもワキワキを攻略するための両トロコンなんだから、泣き言言わずに頑張ってくれよ(笑)。
吉田康雄
「これが大型釣りならボクよりも先にエサ打ちしてるくせにー」
ところで何をやってるの?エサもできたんだしエサ打ちを始めたら?
吉田が何をやっていたかと言うと、ウキのオモリ調整だった。スタートのウキとは別にこれから使うであろうウキをセレクトして、そのオモリ調整に余念がなかった。
まあこの作業はいつものことなので最近では驚きもしなくなったが、それでもここまでていねいだといささかイライラしてくる。

パイプウキのほかにグラスムクもやるんだ?
吉田康雄
「はい。エサが入らなくなった時のことを考えて、いろいろ準備しておきたいので」
その場でやるのでは遅いの?
吉田康雄
「とくにグラスの場合はオモリ調整に時間がかかるので、その間に寄りが変化してしまうのがもったいないじゃないですかぁ」