さらには、磯焼け対策のノウハウや技術を持つ、漁師さん達を中心に「磯焼けバスターズ」を結成し、他の集落の磯焼け対策に協力しています。

このような努力が功を奏してか、2022年には13ヘクタールの藻場の回復に成功しました。

未利用魚の有効活用

昨今、さまざまな地域で注目されている未利用魚。磯焼けを起こす未利用魚に悩む五島列島も例外ではありません。

磯焼けの原因となるものの、処理が難しく多くが未利用魚となってしまう魚たち。例えばある企業は「すり身」として商品化したり、魚醤として商品化したりと、未利用魚を1匹でも無駄にしないよう、さまざまな地元企業が日々研究を重ねています。

市場に出すのが難しくても、うまく処理して未利用魚を減らし、さらに五島列島の宣伝となる良い取り組みだと感じます。

五島列島の自然を次世代へ

地元の人たちは、五島列島の海の平和を誰よりも望んでいます。筆者もそのうちの1人です。

この豊かな自然を、五島列島に暮らす人々だけでなく、訪れる人たちや未来の世代にまで届けられるよう、私も小さいながらもできることを続けていきたいと思います。

<ティガ/サカナトライター>