さて、問題は帰路である。うまうま魚を仕留めてしまった。つまり、タモが使用済みとなった場合、一尾でも二尾でもそれは相当なニオイがついている。我々釣り人は鼻が半分は麻痺しているから魚のニオイなんかには動じないが、一般の人はそうではない。かなり臭い状態である。

よって、この際には、タモは収納してリュックに入れてしまう。どうやって収納するか?簡単だ。タモそのものが、コンパクトにたためるものを購入すればいい。筆者はMC社のリーズナブルなものを使っているが、このタモ、丈夫なうえに3カ所で折りたためてしまう。最終的には下の画像のようなサイズにまでコンパクトにできる。

電車釣行における【タモ網の持ち運び方】 帰りはニオイに要注意?折りたたんだ状態(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

この状態で、100均で買ってきた密閉袋に放り込んでやれば、中から臭気が漏れることもない。そしてリュックの中にインする。シャフトも収縮させてリュックに突きさしてやれば、問題なく持ち運べる。

折りたたみ式のタモを選ぼう

電車釣行時のタモ持ち運びのカギは、やはり、折りたたみができる製品を選ぶことだ。タモ枠が折りたためると、かなりギュッとコンパクトにして持ち運びできる。これが一体型だと、果たしてそのようにはいかない。強度ではタモ枠に継ぎ目がないものが圧倒的に勝るが、電車釣行時にはそこは妥協点だ。

折りたたみ式のタモは、メーカー各社から結構いろんな製品が出ている。シャフトのサイズと共に自分の釣りのスタイルに合ったものを選んで、購入しよう。もちろんその際、リュックに入るかどうか、その確認もしたい。

電車釣行における【タモ網の持ち運び方】 帰りはニオイに要注意?そのタモ、リュックに入る?(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

車内マナーを守って釣行を

電車内に魚のニオイのタモを持ち込んでいいものか?これには、まあ別に法律上の決まりがあるわけではない。ほとんどが自主規制というところである。

しかし、当然ながら魚のニオイがするタモを嗅がされていい気持ちがする人はいないわけで、エチケット尊重主義でいくなら、やはり車内マナーというか道徳を意識したい。うまくタモを持ち運んで、今日も電車釣行を楽しもう。