DNA鑑定と物議を醸す「イエスの家族」説
もちろん、この主張には決定的な証拠が欠けている。ホーガン氏自身も、まだDNA鑑定は行われていないことを認めている。しかし、彼は「近々鑑定を行う計画がある」とし、タルピオットの墓から最近回収された骨片と照合することで、その真偽を証明できる可能性があると語る。
さらに彼は、マグダラのマリアが最初に洗礼者ヨハネと、次にイエスと結婚し、子供をもうけていたという、さらに物議を醸す説まで披露した。
当然ながら、主流の学者たちはこれらの主張を「歴史的・遺伝的証拠が一切ない」として一蹴している。しかし、ホーガン氏は「我々はこれを隠そうとしているのではない。ただ、守ろうとしてきただけだ」と語る。
現代によみがえったテンプル騎士団の主張は、歴史ミステリーか、それとも単なる陰謀論か。その答えは、アメリカ北西部のどこかに眠るという聖遺物が、科学の光に照らされる日を待っているのかもしれない。
参考:Anomalien.com、ほか
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