エビがエサを見つけてハサミでつかみ、安全な場所まで移動して口に運ぶ。この時間と3本のサオが一巡する時間をシンクロさせれば、あとはもう流れ作業。大体どこかで空振りしてリズムが崩れるものなのだが、今回はいいペースだ。

ウナギの仕掛けをチェック
開始から30分、ここでいったん手を休めてウナギの仕掛けをチェックする。エサはそのままだったので、再投入してエビ狙いに復帰。このころになるとエビが抜かれて空振りが増えてくるので、投入する場所を変えて対処する。
この日は活性が高いのか好調にヒットが続く。当然エサの消耗も早い。今回、持ってきたイシゴカイは3匹だけ。普段はエサの交換なしに数匹釣れることも多いので、これで1時間は遊べる予定だった。それが45分でまさかのエサ切れ。とはいえ、もう十分だろう。

ウナギに専念
実はエビ釣りが予想以上に忙しく、まるで夕涼みにならなかったのだ。ここからはウナギに専念。夜風に吹かれながらサオ先を眺めていると、不意にラインが引き出された。手応えはあったが、アワセと同時にスッポ抜け。食いが浅かったか。
続けて居食いのような不明瞭なアタリ。入念に聞きアワせると今度はフッキングが決まった。姿を見せたのは50cm級のウナギ。河口域としてはやや小ぶりだが、上出来の展開だ。

あと1匹届かず
その後はアタリなく9時に終了。1時間半の短い釣りだったが満足の結果、となるはずだった。ところが、帰宅後に数えるとエビが29匹で目標に届かない。あ、ウナギも足せば30匹か。これで目標も達成だ。
釣果は定番の素揚げとエビせんべいで堪能。ウナギは丑の日の楽しみとしよう。
