テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は、広陵高校の甲子園出場辞退について、部内での暴力という根本的な問題よりも、ネット上の誹謗中傷や爆破予告を主要因のように取り上げ、SNS批判へと話をすり替えていたことが話題になりました。

元テレビ朝日社員の玉川徹氏や羽鳥アナは、「間違った正義感」を持つSNS利用者を問題視し、まるで辞退の責任をネット側に押し付けるかのような発言を繰り返しました。他のメディアでも同様の論調が散見されます。

しかし、SNSでの告発は、多くの潜在的な被害者を未然に救い、加害行為の抑止にもつながったとの評価もあります。

実際、事件では監督が被害者に「2年生が試合に出られなくなってもいいのか」などと脅迫し、保護者説明会でも威圧的な空気が支配していたとの証言がありました。高野連は年間約1000件も同様の報告があるとしながら、それを異常と認識していない姿勢も問題視されています。