真夏の太陽の下、高校球児たちが白球を追いかける「全国高等学校野球選手権大会」が今年も、通称“夏の甲子園”。その歴史は1915年の第1回大会から100年以上に及ぶ。ここでは、都道府県別の夏の甲子園優勝回数トップ10を紹介する。

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 まずは、4位-10位まで。

【4位―10位】

10位:福岡県 優勝4回
   (主な優勝校 西日本短大付・三池工ほか)

9位:京都府 優勝5回
   (主な優勝校 京都国際・平安ほか)

8位:愛媛県 優勝6回
   (主な優勝校 松山商・西条ほか)

5位タイ:東京都 優勝7回
   (主な優勝校 帝京・日大三・早稲田実業ほか)

5位タイ:広島県 優勝7回
   (主な優勝校 広島商・呉港中)

5位タイ:兵庫県 優勝7回
   (主な優勝校 東洋大姫路・報徳学園・育英ほか)

 続いて、上位4県を2位タイからお届け。

2位タイ:神奈川県 優勝8回
   (主な優勝校 横浜・東海大相模・慶応ほか)

 学校数も多く、甲子園出場するハードルが最も高い県ともいえる。県を象徴する存在が横浜高校。特に1998年の大会では、松坂大輔を擁して春夏連覇を達成。準々決勝のPL学園戦での延長17回250球完投は、今なお甲子園史に残る名勝負として語り継がれている。1970年代から1990年代にかけては、横浜商業(Y校)も常連校として存在感を放ち、技巧派投手と緻密な戦術で勝利を重ねた。2023年に全国制覇した慶応高校は、髪型や相手に対する姿勢などさわやかな一面も注目された。

2位タイ:和歌山県 優勝8回
   (主な優勝校 智弁和歌山・箕島ほか)

 和歌山は、野球史の黎明期から名門校を輩出してきた。知名度も全国区なのが、智弁和歌山高校だろう。強力打線と粘り強い戦いで1997年、2000年、2021年と三度の夏制覇を達成。ほかでは昭和初期に夏2連覇した海草中(現・向陽高校)や、1979年の春夏連覇、3回戦で星稜高校(石川)との延長18回の死闘でも名を馳せた箕島高校などがいる。