これは言うまでもないが、人生の土台は健康である。
睡眠・食事・運動は感情はパソコンで言うOSみたいなものであり、ここが崩れると、どんなにポジティブ思考をしても土台が支えきれない。
ハーバードの研究でも、睡眠不足は感情コントロールを30%低下させるという。筆者は毎日8時間寝るし食事も野菜やタンパク質中心で自炊、そして毎日運動と筋トレをするようにしている。この生活を送っていて、不健康を呼び込むことはなかったし、気持ちもぐらつくことはない。
その逆に仕事の緊急対応で夜中まで作業をする時はまるで二日酔いのようなもやがかかった頭になり、どうしても悲観的な発想ばかりが湧いてくる。
とにかくは健康生活を土台として作るのだ。
方法4. 新しいチャレンジ
新規の挑戦に及び腰の人は全体的にかなり多いという印象だ。「失敗したらどうしよう…」「世の中は運ゲーなので、頑張るだけ無駄」といった否定的な意見をよく見る。
しかし、筆者からすれば逆に何も挑戦しない時間が長いほど、世の中の変化に取り残される感覚が生まれ、焦燥感や未来への不安が増すことでメンタルに悪い。そして挑戦は大勝負でなくてよい。
新しいビジネスを立ち上げる、みたいにいきなり大掛かりなことをしなくてもいい。たとえば週末の30分は常に新しいITアプリを触ってみるとか、未知の領域についての書籍を読むだけでもいい。とにかく「1歩でも前に進んでいる感覚」がメンタルの安定には大事である。
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メンタルは気合根性論ではない。人間である以上、どれだけロジカルに見える人でも悪いことが続けば気持ちも腐ってくるし、嫌な話を聞き続ければ気持ちも後ろ向きになる。
本稿で紹介した習慣を作ることでメンタルが削られる要素をできるだけ排除するのだ。そうすることで少なくとも大きく落ち込む瞬間を減らすことは可能だろう。
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