翌3日、川見を信じて深場を探ることにする。選んだのは、こいのぼり公園前の小貝の瀬。水深1.5m以上ある瀬だ。まずは、養殖オトリを野アユに替えるのに瀬尻の緩やかな流れからスタート。幸先よく、開始10分で21cmが掛かる。これを持って瀬に入ったが、19cm、17cm、20cmと期待外れのサイズ。

しかし、手前のヘチの大石脇でハんでいるアユを発見して、オトリを近づけてみる。すると、一発でオトリを追った。掛かったのはサイズアップの25cm。四万十のアユらしくない丸々と太った1尾。
この野アユに鼻カンを通して、一番流れの強い場所へオモリを打って沈めると、目印が沖へと吹っ飛んだ。何とか上竿で耐えて寄せると、サイズアップの26.5cm。
オトリが大きくなれば、釣れるアユも大きくなる。24cm、26cmと連発。前日とは一転して、ここでは15尾の釣果。
当日最大の27.5cm登場
アタリが止まったので、車で下流へ移動。川平橋上流にある柳の瀬に入る。ここも水深のある瀬で、場所によっては白波立つ荒瀬になっている。前日の経験から流れの強い場所は反応がよくなかったので、やや緩めの流れにオトリを入れる。
すると22cm、24cmとまずまずサイズがオトリを追った。ここでもよく見ると、手前の大石に良型のアユが着いている。オトリを入れると、一発でガツン、ドド~ンの激しいアタリ。これが、当日の当たりポイントだった。
手前のヘチから瀬脇にかけてのエリアで反応がいい。そうこうしていると、待望のアタリがきた。コツンと小さいアタったあと、目印が一気に水中へと引き込まれた。伸されそうになりながらも10mほど着いて下がってタモへ吊るし込んだのは、当日最大の27.5cm。尺アユにはほど遠いが、この時期にこのサイズが釣れれば満足。
最終釣果
17時過ぎまで釣りを楽しんで納竿。ニ日目の釣果は、17~27.5cmを34尾。平均サイズは22~23cmだが、25cm超が8尾交じった。