北米や欧州でもお金があまりなくドレスコードがない階層が来ているということです。つまり中流以下です。

富士山にも行きましたが驚くべきことに以前はインバウンドの旅行者が団体で押し寄せていた富士山の麓の博物館や観光スポットに中国の人すらほとんどいませんでした。

土産物店にはインバウンドの人向けのキラキラしたキーホルダーや金色の置物がありましたが誰も買っていません。

香港と台湾から来た家族がほんの少しいましたが団体客はほぼ皆無です。現地はすでに夏休みになっており、7月は旅行のピークなのに富士山の麓には来ていないようです。

いくつかのサービスエリアに行きましたが、以前は大勢見かけたインバウンドの観光客が皆無です。

以前は小田急の特急ロマンスカーは箱根に行く中国人観光客だらけでしたが、時間や日程を変えてみてもガラガラです。乗っているのは通勤や買い物の日本人客だらけです。

7月5日に大地震が起きるという予言の日はとっくに過ぎていましたので、災害を恐れて観光を控えていたというわけではないのではないでしょうか。

中国や韓国だけではなく北米や欧州、オーストラリアの旅行者も以前より少ないのです。

さらに欧州から日本に飛行機で移動した際も、以前に比べるとインバウンドの観光客が非常に少なくビジネス客だらけだったのです。

空港も以前ほどはインバウンドの観光客がいません。

実際にインバウンドの売り上げは日本で落ちているという話もありますし、訪日客は相変わらず多いようには見えても以前よりはその観光熱は下がっているのではないでしょうか。

これには各国の経済状況が思わしくなく今年は特に旅行費用を節約している消費者が非常に多いという背景があります。

また以前は世界中にあふれていた中国人の観光客ですがイギリスの場合昨年からほぼ消えてしまった状態になっています。中国人観光客に頼っている店舗は商品がかなり余っているのでセールだらけです。