不法滞在の果てに…待っていた「強制送還」
この奇妙な事件には、もう一つの側面があった。彼女の滞在資格の問題だ。ニーナはもともと2017年に失効するビジネスビザでインドに入国。その後、一度ネパールへ出国し再入国して以来、ずっとオーバーステイ(不法滞在)の状態だったのだ。
発見当初、彼女は「パスポートもビザも失くした」と嘘をついていたが、後に洞窟の近くで発見されている。当局は、彼女を大都市バンガロールへ移送し、強制送還の手続きを開始する方針だ。
「幸いなことに、森での生活中に彼女や子供たちに不幸な出来事は起きなかった」と当局は安堵のコメントを発表している。
スピリチュアルな探求の果てに7年間の洞窟生活を選んだ母親と、そこで育った子供たち。彼らのこの特異な歳月が何だったのか、その答えを知るのは本人たちだけなのかもしれない。
参考:Daily Star、ほか
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