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戦後80周年の節目となった今年の8月6日は、日本被爆者団体協議会がノーベル平和賞を受賞後では初めての原爆忌であった。例年以上に国際的な注目も集まっていたと思われる。
そんな折、広島平和記念公園の中央に位置する原爆慰霊碑の碑文が、あらためて話題になった。これについて思想的な議論があるのは、仕方のないことだ。しかし、日本人の間で碑文について史実について理解が進んでいないのは、非常に残念なことだ。
私がすでに別途「The Letter」に書いたように、碑文については「広島平和記念都市建設法」の歴史と深く結びつき、広島の復興の思想を象徴するものだ。
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という有名な碑文は、「平和記念都市」としての広島の理念を象徴している。碑文の主語は、人類全体だということで、公式説明がある。英文での説明では「Let all the souls here rest in peace; For we shall not repeat the evil.」という表現が公式に確立されており、主語は「We」である。
イデオロギー的な理由から、この碑文を好まない者がいるのは仕方のないことだ。もちろん議論は可能だろう。しかし歴史を知らず誤解をしたまま、あるいは意図的に歴史を歪曲して広島の平和主義を貶めるのは、不当である。
これは同意。 「安らかにお眠りください 過ちを繰り返しません」は慰霊碑に書かれている言葉であるが、日本に過ちがあり、原爆投下をした米国に過ちがないかのように取られる、公園を訪れる外国人にも日本人がそう思っているかのような間違った印象を与えかねない言葉だと思う Oy06vOlE7y
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) August 6, 2025