一方で、ブラックマンバも先ほどのナイルワニと一緒で、脅威を感じた時しか、ライオンを襲うことはしません。

ライオン側も基本的にはブラックマンバに近づきませんが、不運にも噛まれてしまうと下のようになってしまいます。

第8位 ブチハイエナ

ブチハイエナ
ブチハイエナ / Credit: ja.wikipedia

ハイエナは、腐肉を漁る姿ばかりがテレビで流されるため、ずるい動物の代名詞のようになっています。

しかし、ハイエナは群れで行動すると高い攻撃力を誇り、積極的に狩りもします。

ところが、ライオンの群れが近づいてくると逃げざるを得ず、せっかく自分たちで狩った動物を盗まれてしまうのです。

確かに、1対1の勝負をすれば、ライオンの方が強いですが、群れになると形勢は逆転します。

中でも、攻撃力の高さに定評のあるブチハイエナは、数と攻撃力でライオンを圧倒し、殺すこともあるようです。

第7位 サイ

シロサイ
シロサイ / Credit: ja.wikipedia

サイは密猟のターゲットにされやすい動物ですが、生態系では敵なしの存在です。

生息地の有力な捕食者は皆、サイを避けます。

ライオンの約5倍の体重に加えて、縄張り意識が非常に強いので、普段は温厚でも、テリトリーを侵犯されると態度は一変します。

これまでのワニやマンバ、ハイエナは、どちらかと言うとライオンを避ける生き物ですが、サイはライオンでも容赦しません。

サイを怒らせてしまうと、流石のライオンもその場を後にするしかないようです。

第6位 トラ

トラ
トラ / Credit: ja.wikipedia

トラは、ライオンのライバルのような存在ですが、不思議なことに、両者の間には、生息地の重なりがほぼありません。

もともと生息地が重なっていた場所でも、人間による乱獲や生息地の減少により、ライオンとトラは徐々に離れて行きました。

今日では、インド西部・グジャラート州にあるギル国立公園が、ライオンとトラが共存する地として最も有名です。