一方で、ブラックマンバも先ほどのナイルワニと一緒で、脅威を感じた時しか、ライオンを襲うことはしません。
ライオン側も基本的にはブラックマンバに近づきませんが、不運にも噛まれてしまうと下のようになってしまいます。
第8位 ブチハイエナ

ハイエナは、腐肉を漁る姿ばかりがテレビで流されるため、ずるい動物の代名詞のようになっています。
しかし、ハイエナは群れで行動すると高い攻撃力を誇り、積極的に狩りもします。
ところが、ライオンの群れが近づいてくると逃げざるを得ず、せっかく自分たちで狩った動物を盗まれてしまうのです。
確かに、1対1の勝負をすれば、ライオンの方が強いですが、群れになると形勢は逆転します。
中でも、攻撃力の高さに定評のあるブチハイエナは、数と攻撃力でライオンを圧倒し、殺すこともあるようです。
第7位 サイ

サイは密猟のターゲットにされやすい動物ですが、生態系では敵なしの存在です。
生息地の有力な捕食者は皆、サイを避けます。
ライオンの約5倍の体重に加えて、縄張り意識が非常に強いので、普段は温厚でも、テリトリーを侵犯されると態度は一変します。
これまでのワニやマンバ、ハイエナは、どちらかと言うとライオンを避ける生き物ですが、サイはライオンでも容赦しません。
サイを怒らせてしまうと、流石のライオンもその場を後にするしかないようです。
第6位 トラ

トラは、ライオンのライバルのような存在ですが、不思議なことに、両者の間には、生息地の重なりがほぼありません。
もともと生息地が重なっていた場所でも、人間による乱獲や生息地の減少により、ライオンとトラは徐々に離れて行きました。
今日では、インド西部・グジャラート州にあるギル国立公園が、ライオンとトラが共存する地として最も有名です。