ECU(コンピューター)の書き換えや排気系や吸気系の変更などによって速く・パワフルにするためのスープアップ系のカスタムパーツから、インテリア、エクステリアまで、多彩なジムニー用パーツを展開するショウワガレージ。
同社はオリジナルホイールも積極的に開発しているが、このたび新たに4タイプがラインナップに加わった。
今回は、これら4タイプのホイールを比較し、それぞれのモデルの特徴を解説していこう。ぜひジムニーカスタムの参考にしてもらいたい。
目次
デザインはすべて「完全オリジナル」
デザイン比較:スタイルの主張はここで決まる!
デザインはすべて「完全オリジナル」

ショウワガレージが展開するホイールは、すべて自社で一からデザインを行った“完全オリジナルモデル”である。ジムニー専門店の中には多数のホイールを扱うショップも存在するが、その多くは外部メーカーとのコラボレーションによって生まれたもの。自らデザインを手がけ、企画から設計、商品化までを一貫して行っているショップは、ごくわずかしか存在しない。

そんな中、ショウワガレージは長年にわたってジムニーに特化したホイールづくりを続けており、確かな審美眼と実用性を兼ね備えたデザインで支持を集めている。
唯一無二の存在感を放つ新作ホイールは以下の4タイプだ。
・GUNFIELD(ガンフィールド)
・XENO(ゼノ)
・INSPIRE x(インスパイア テン)
・IGNITION EIGHT(イグニッションエイト)
デザイン比較:スタイルの主張はここで決まる!
GUNFIELD(ガンフィールド)
無骨さとスタイリッシュさを併せ持つ

いわゆる“鉄チンホイール”と呼ばれる、往年のスチールホイールのデザインを意識しつつ、ディティールを突き詰めることでアルミ製カスタムホイールとしての存在感を強調する。

デザインのキモとなるのは、中央にレイアウトされたリングで、ホイールの大きなアクセントとなっている。

【鉄チンホイールとは?】
鉄チンホイールとは、スチール(鉄)製のホイールのことである。かつて多くのクルマに装着されていたホイールで、現在でも商用車やトラックなどに広く使われている。正式には「スチールホイール」と呼ばれるが、一般的には「鉄チン」と略されることが多い。
特徴としては、アルミホイールと比べてデザイン性は低いが、そのぶん価格が安く、耐久性が高いという利点がある。無骨でシンプルな見た目もあり、近年ではあえて「鉄チン風」のデザインを採り入れたカスタムホイールも人気を集めている。
XENO(ゼノ)
オフロードを意識しつつ、あらゆるスタイルのカスタムにも相性抜群

オフロードを意識した6本スポークのデザインを採用。どことなく懐かしさを感じさせるデザインは、往年のJA11ジムニーを意識したスタイルを持つ現行ジムニーとの相性もバツグンだ。

スポークが少なすぎると剛性に不安が出るし、多すぎると重くなる。その点、6本は構造的にちょうどよいバランスを持ち、林道・岩場などでの実用性にも優れている。
一見シンプルなデザインながら、スポークのエッジの処理など、ディティールの造作にも一切の妥協はない。

INSPIRE x(インスパイア テン)
シャープな10本スポークでカスタム感をより引き立てる

ノーマルジムニーのホイールと同様10本スポークとしつつ、外側に向けてスポークをテーパーさせることでシャープなイメージを作り出す。

「カスタム感を意識してデザインしたホイールです。カラーはブラックポリッシュの光沢、マットブラックのワンポイントのシルバーなど、美しさも追求しました」(伊神店長)

IGNITION EIGHT(イグニッションエイト)
オフロードの王道スタイル

8本のスポークで構成されるディッシュタイプホイール。ホイールのリム部を、タイヤのビードを固定するビードロックを模したデザインとすることで、オフロード感をより際立たせ、無骨で力強いイメージをかもし出す。

特徴的なリム部に配置されるボルトを模した大きなピアスも堂々たる存在感を放ち、オフロードモデルたるジムニーのキャラクターをより引き立てている。
