
ポップコーンは修正されたが脚が生成された JAL Luxury Cardの公式サイトより

料理が不味そう/フォークの形がおかしいなどが指摘された JAL Luxury Cardの公式サイトより

自社カードじゃないと突っ込まれた JAL Luxury Cardの公式サイトより
自社開発のJAL-AIでは「RAGではハルシネーションが起こるから採用しない」と語っていたその企業が、なぜか最高級カードの顔となる画像で、AIの幻覚にまんまと乗せられてしまったわけです。
JALのラグジュアリーカードのLPが生成AIだという話、駆け出しWebデザイナーが生成AIで作った適当コードをぶっ込んで公開されたのかとよくよく見てみるとAEMが使われてるので社内担当者がFireflyを活用して作った節の方が有力かな
— h.coffee – Shingo OKAMOTO (@hage) August 2, 2025
業務AIには精度を追い求めて「生成するな」と言いながら、ブランドイメージを担うWebサイトでは「とりあえず生成しておけ」という判断が下されたのだとすれば、現場主義もラグジュアリーもどこへやら。むしろこのAI画像騒動こそ、「人間の目による確認」というアナログな価値をあらためて教えてくれたのかもしれません。
JAL Luxury Card、年会費24.2万円😇オフィシャルの紹介画像、生成AIのせいで料理が全然おいしくなさそう。ラグジュアリーを名乗るなら、まずは飯から本物でいこうか。 pic.twitter.com/4dsssmGGpJ
— ロビン (@SpursJP1) August 1, 2025
空港で正確なマニュアル検索を求める整備士の真剣な眼差しの一方で、Webサイトではストロー刺さったポップコーンが「これでいこう!」とGOを出される。そんなJALのAI活用には、どこか涙ぐましいコントのような味わいがあります。