
(画像=画像は「Daily Mail Online」より)
太陽系を突き進む、謎の恒星間天体。これをめぐり、ハーバード大学の著名な科学者が「エイリアンの探査機、あるいは兵器かもしれない」と警鐘を鳴らし、世界的な議論を巻き起こしている。
彼の予測によれば、その“乗り物”は早ければ今年11月にも地球に到達するという。しかし、このセンセーショナルな主張に対し、他の科学者からは「ナンセンスだ」と厳しい批判が相次いでいる。これは真剣に受け止めるべき警告なのか、それとも一部の研究者による行き過ぎた空想なのか。今、太陽系で最も注目を集める天体の正体に迫る。
謎の恒星間天体「3I/ATLAS」— ハーバード大教授の“母船”説
この衝撃的な警告を発しているのは、地球外生命体に関する大胆な理論で知られるハーバード大学のアヴィ・ローブ教授だ。彼が問題視しているのは、7月1日に初めて観測された恒星間天体「3I/ATLAS」。太陽系の外から飛来した、この正体不明の物体である。

(画像=画像は「Daily Mail Online」より)
ローブ教授は、この物体を「母船(マザーシップ)」と呼び、地球に接近する間に探査機を放出する可能性があると主張。その探査機が地球に到達する具体的な時期を、2025年11月21日から12月5日の間だと予測した。
しかし、この過激な説に対して、科学界の反応は冷ややかだ。オックスフォード大学の天文学者クリス・リントット氏は、ローブ教授の主張を「大げさで、ばかげている」と一蹴。「この物体を理解しようと進められているエキサイティングな研究に対する侮辱だ」と、強い不快感を示している。ほとんどの研究者は、3I/ATLASを単なる巨大な彗星だと考えているのが実情だ。

(画像=画像は「Daily Mail Online」より)