
ブラジル人FWダニーロ・ゴメスは現在負傷離脱中だが、アルビレックス新潟退団の可能性を明言。母国復帰に前向きな姿勢を見せたほか、Jリーグでプレーすることの難しさも語っている。
ブラジル『terra』で8月2日に掲載されたインタビュー記事によると、ゴメスは「ブラジルに戻ろうと思っています。今すぐではないかもしれませんが、ビッグクラブから良いオファーがあればですけどね。もちろん自分のパフォーマンスにもよります。ビッグクラブへ行くには、それに見合うだけの活躍が必要です。そのために今、努力しています。そして、もしブラジルの注目されているクラブからオファーがあれば、必ず検討するはず。なぜなら、母国には家族や友人がいるからです」と、新潟退団を示唆。「もちろん、頭の中に思い描いているクラブはあります。でも今は言いません。それは僕の夢の一つです。多くの人はヨーロッパに憧れますし、それは素晴らしいことです。もしヨーロッパからオファーが来れば、とても良いことだけど、ブラジルでプレーするのも楽しいですよ」と去就に関する自身の心境を明かしている。
現在26歳のゴメスは、2023年に新潟へ移籍。自身初の海外挑戦ということもあり、来日1年目はJ1リーグ戦で14試合の出場にとどまると、2年目も18試合の出場でノーゴール。2025シーズンは6試合のスタメン出場で3ゴールをマークも、7月5日の京都サンガ戦で右膝前十字靭帯損傷、外側側副靭帯損傷、内側半月板損傷という大怪我を負ったが、本人は自身の現状についてこう語っている。
「試合に出られない理由は、(日本のサッカーや環境に)適応できておらず、自分が何をすべきか理解していなかったからです。最も辛いのは、ベンチ入りすらできないことです。サッカー選手にとって、それは顔を叩かれるようなもの。名前があろうとなかろうと、プレーするためには努力しなければならないし、言われたことを守らないといけないんです」