8月1日に発表されたアメリカの雇用統計を受けて、労働市場の減速懸念が広がり、ニューヨーク外国為替市場ではドル売り円買いが急速に進みました。円相場は一時1ドル=147円台前半まで円高が進み、統計発表前の150円台半ばから3円以上の円高となりました。
🇺🇸雇用統計 大幅下方修正ショック🚨「修正幅の桁が違う、ひどすぎる」
前々回分 5月+14万4000人 → +1万9000人 =12万5000人下方修正⚠️前回分 6月+14万7000人 → +1万4000人 = 13万3000人下方修正⚠️↓合計で 25万8000人下方修正⚠️ pic.twitter.com/izAINloLRQ
— にこそく (@nicosokufx) August 1, 2025
7月の非農業部門の雇用者数の増加が市場予想を下回り、さらに5月と6月の雇用者数も大幅に下方修正されたことで、堅調とされていたアメリカの雇用情勢に疑念が生じました。
この影響は株式市場にも及び、ダウ平均株価は一時790ドル超の下落、終値でも前日比542ドル安となりました。
今日の株価の大幅下落は米国の景気超悪いよねという下落
はじめからこの通りの統計だったら利下げしたかもしれませんね LxLtpKTe
— やす 🇺🇸 ベンチャーキャピタル (@YasLovesTech) August 1, 2025
市場では、雇用統計の内容により、アメリカ経済の底堅さに対する信頼が揺らぎ、FRBが9月に利下げに踏み切るとの観測が急速に高まりました。

トランプ大統領 ホワイトハウスXより
また、この統計をめぐってトランプ前大統領が強く反発し、労働統計局長を「政治的操作だ」として解任する指示を出しました。
トランプ大統領が不正に操作されたとして解任したBLS(労働省労働統計局)のマッケンターファー局長の後任を、ウィアトロフ副長官が長官代行として務める。 Xj6UuQHlU
— Reika.H (@doll__en) August 2, 2025