そしてこれが…もう釣れる釣れる!少し食い込みにくいこともあるのか、雑魚がほとんどいたずらしてこないのもいいところだ。餌の体積をボリュームアップしてやると、カサゴだけが大口を開けて食ってくる。入った時間が潮の動きと連動して良かったのもあるのか、簡単に8尾まで釣れてしまった。
ちくわも試してみた
さて、タコ足での遊びはすんだので、次はちょっと「ちくわ」を使ってみることにする。こんなもんで釣れるのかと思うが、私は一度バナナの皮でも釣ったことがあるので、まあ魚というのはそれっぽいものだったら食うものだと知っている。
さすがにタコの足のあとだと反応は鈍かったが、それでも立派にベラが反応してくれた。フォール中のイソベラバイト。こいつ、歯のあるニクい魚だが、こうやって雑魚と割り切って釣る分にはなかなか楽しませてくれるターゲットなのだ。どうせオールリリースなのだから、楽しませてもらうに限る。

このあたりで日没を迎え、ここからはアジングをスタートする。
ナイトアジングは沖がいいか?
常夜灯の範囲内に絞って豆アジ探し……しかし結論から言うと、この日のアジングは一切アタリなしだった。フグにワームをやられたばかりで無駄だった。だが私と違って、沖に飛ばしウキを投げるフロート勢は釣っていた。どうもまだ完全に接岸しているわけではなく、回遊はちょっと離れたところらしい。
もちろん豆アジの季節には早いことは承知の上である。しかし泉南は季節を問わず釣れたりするのでこれに懲りずに通ってみることだ。これから泉南でアジング釣行を考えている方は、フロートリグをお忘れなく。いつもはジグ単100%の私だが、ちょっとフロートにも挑戦してみようかな。どうかな……。
<井上海生/TSURINEWSライター>