「地蔵盆」ではなにをする?

(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「地蔵盆」で何をするのかについてまとめます。

辻地蔵の清掃や化粧・供物の準備

「地蔵盆」では辻地蔵の清掃や化粧、供物の準備を行います。

当日はお地蔵様の像を洗い清め、新しい前掛けを着せます。 最後に化粧もしっかりと行って供物を備えて準備は完了です。

ただし、地域によって何を行うかは変わることがあります。

提灯を上げる

「地蔵盆」では「地蔵尊」という文字とともに子供の名前を書き入れた提灯を上げます。

名前には「地蔵尊」と子供の両者の縁を結ぶ意味が込められているとか。

なお、提灯は白と赤の二種類あり、両方飾られる場合もあります。

昔は提灯を区別していなかったのですが、最近は男の子が白の提灯で女の子は赤の提灯というのが通例となりつつあるようです。

ちなみに、地域によってはその年に生まれた子供の名前を書いた提灯を奉納し、毎年「地蔵盆」に飾る風習が残っているところもあるそうです。

数珠まわし

「地蔵盆」では数珠まわしと呼ばれる行事も行われます。

これは長さ3m~5mほどの大きな数珠を老若男女が輪になって念仏を唱えながら繰り送る「おつとめ」のようなものです。

厳密な回数は計測しない場合もありますが、原則は人間の煩悩の数と同じ108回ほど回すとされています。

なお、自分のところに大きな房の部分が回ってきたら一礼するのが決まりです。

お菓子を配る

「地蔵盆」では子供たちにお菓子を配るのも通例とされています。

そもそも「地蔵盆」は子供たちが主役の祭りとなります。 その主役である子供たちにお菓子を配るのが通例です。

他にもスイカ割りなど楽しいイベントが開催されます。

ゲームで遊ぶ

地域によってはゲーム大会が開催され、子供たちが参加することもあります。

ゲーム大会はちょっとした催し物であることが多いですが、中には大々的なイベントとして開催されるものも少なくありません。

福引など誰でも参加できる催し物が開催されることもあります。