一方、ガーディアンのコラムニスト、アルワ・マダウィは、メーガンのブランドの根本的な問題は、「エンパワーメントやラグジュアリーといったぼんやりしたイメージ以外に、何を象徴したいのかが伝わってこない」ことだと分析。また、王室の怖さを訴えながらも、世襲特権の象徴を欲しがる矛盾も指摘している。
ニューヨーク・タイムズの記者ジュリア・モスキンは3月末の取材で、メーガン自身も料理の経験不足を認めていると述べつつ、競争激しいフードインフルエンサーの世界で際立っているのは「お小遣い稼ぎとして身に付けたカリグラフィーやラッピングの技術」かもしれない、と含みを持たせている。
女優から英王子との結婚というシンデレラストーリー、そしてその後の王室離脱。そんな稀有な経験が、彼女のカリスマ主婦への道のりを複雑にしているのだろう。