しかしその即効性が薄れているので各企業も予算を絞りはじめた模様。世界的な企業の動きを見ますと
「専用予算あり」企業 85.8→75.6%(‑10.2pt) マーケ予算の40%超を投じる企業 24.2→11.9%(‑12.3pt) 「非常に効果的」と回答 84.8→81.2%(‑3.6pt)
と、予算を減らしている企業が目立ちますが、非常に効果があると回答しているところはかなり運用がうまいものと推測できます。 どうしてかを推測すると
●同じようなコンテンツが飽和し、ユーザーの記憶に残りづらくなり、効果が鈍化 ●InstagramやYouTubeでも、エンゲージメント率が数年で大幅に低下 ●ROIとの相関が薄れ、「売上に結びつかない」指摘が顕在化 ●SNS全体に対する信頼度が最低レベル
というのが考えられます。
端的に言うと
それ、お金貰って投稿してるよね(看破)
というのと
この宣伝、大丈夫なんかな???(疑)
という複合が大きいのではないかと考えられます。
大きく下がったSNSの信頼度これは本当に実感するわけですが、今回の参院選挙でもSNSが非常に広く使われましたが、「それロシアのbotでしょう」みたいなものから
ボク、300のアカウントを使って参政党の応援したんだよというスパム自慢バカまでいるわけ。Xにはやっと撲滅された「××の投資が素晴らしい」という中華スパム。Facebookはこちらも超スパムの有名人やテレビ番組を勝手に使った詐欺広告(最近は日経新聞のふりしたやつ)が溢れた。
おまえら、なにしてくれてんねん
というくらい、詐欺のためにSNSの価値を損壊しまくってくれたわけです。この中で人気者が商品やサービスを奨めても、よほどの信頼がある人以外はなかなか効果が出ない。(ちなみにわたしもマイクロエンサーの端っこですが、去年にクライアントの女性下着の告知をしたら100人くらい買ってくれたのは自慢です)