
蓋を開けると、くり抜いた中には、ほんのりと甘い桃のスープ。桃は凍らせています。だんだんと溶けるのを待ちながら、メインの肉料理に進みます。
肉料理 ブルターニュ産仔牛のロースト(もしくはアイルランド産仔羊のローストを選択)

ブルターニュ産仔牛のロースト。ジュのソース。
デザート 生姜のパンナコッタ、ジャスミンティーかき氷、メロン

生姜のパンナコッタのうえに、ジャスミン茶のかき氷、丸くくり抜いたメロンが頭をのぞかせています。
信州産リュバーブのムースにスイカ、バラの香るスープを添えて

バラのスープに浮かぶ、スイカの台のうえにリュバーブのムース。リュバーブで取り囲んで、バラの花びらと、花びら状のリュバーブの茎がトッピング。
チーズプレート この日はすべて海外産。バローロの搾りかすをまとわせたイタリア産チーズと、フランス産カマンベールチーズなど。蜂蜜を添えていただきました。軽井沢近郊の長野産チーズも楽しみにしていたのですが、この日はお目にかかれず。

奥から逆時計回りに、イタリアのバローロ搾りかすの香りを移したチーズ、AOPカマンベール、ウィスキーの香りのチーズ
ミニャルディーズ ブルーベリータルト、トリュフショコラ

ミニャルディーズは、トリュフショコラとブルーベリータルト
フレッシュハーブティー コースの余韻を静かに締めくくる一杯
美食とホスピタリティが織りなす時間 スタッフの皆さんの接客は洗練されながらも温かく、心地よい距離感でゲストをもてなしてくれます。前回訪問時と同じ料理が重ならないよう、メニューにさりげない変更を加えてくださった心配りにも感動しました。
古民家をリノベーションした一軒家のレストランは、大きなお屋敷に招かれたような気分。全面ガラス張りのダイニングから眺める庭の緑は、昼と夜とでまったく異なる表情を見せてくれます。陽光にきらめく植物の姿も、日が落ちてライトアップされた幻想的な風景も、それぞれが美食の時間を引き立てます。

エルミタージュ・ドゥ・タムラの店内。天井近くまでのガラス張りで、お庭の緑に癒されます。