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決算期は今のところ例年よりもビート率が高い。今週はラージテック・半導体を中心とした重い週であり、前者は4-6月期のドル安もあって、他の方面のヘッドラインでよほど先に上がらない限りは「決算で指数ごと暴落」とはならなそうな雰囲気に見える。
後者はTSMCがよかったもののTIとインテルが悪く、「決算で雰囲気好転」は8月組まで持ち越しか。決算を通過すると自社株買いのブラックアウトも終わる。
決算だけでなくマクロの週でもある。GSの日次の事前警戒を見ると30日水曜のFOMCに少しだけ警戒、ISMと雇用統計が重なる8/1金曜にも少しだけ警戒が入っている。更に8/1は関税猶予のデッドラインでもあり、ディールに到達しなかった経済体からの関税徴収が始まる。
目が回るほどイベントが集中しているが市場は目を瞑って突撃する構えである。四半期国債発行計画も控えているが、関税インフレの証拠が手元にないFOMC共々、どちらかというとゴルディロックス・イベントになりやすいだろう。仮にこれらのイベントで日次1%以上の値動きが出たら、サプライズになったものとして対応することになる。
8月に入るとすっかりシーズナリティが暗転し、VIXが上がりやすい季節に入る。
NAAIMは楽観ながらも一進一退が続いており、なかなか総楽観にはなってくれない。
テクニカル。火曜の調整は週足サポート6200に遠く届かず、週足は二本目の下ヒゲ陽線となる。6280が新たに週足サポートとなる。
シーズナリティは徐々に悪化しつつあるものの、6280さえもブレイクしてくれないなら、シーズナリティ・ショートは焼かれに行くようなものである。6280がブレイクされて初めてロング解消を考えることになるが、それまでは引続き押し目買いで問題なさそうである。
レバレッジをかけて高値でフライングすると市場参加者がイベントヘッジを思い出した時に持っていかれそうであるし、もし8/1を前に既に大幅に上昇していたら8/1を前に撤収する選択肢も出てくるだろう。
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