元阪神タイガースの藪恵壹氏が、24日に更新された元東北楽天ゴールデンイーグルス監督・田尾安志氏のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』に出演。阪神優勝の可能性を独自分析した。

■阪神の優勝確率は「86%」

田尾氏と元阪神タイガースの岡義明氏、藪恵壹氏がシーズン前の順位予想を検証した今回の動画。

3月26日配信動画で、2025年セントラル・リーグの優勝をタイガースと予想していた3人。田尾氏は「3人とも当たっている」と指摘し、撮影時点で上位3球団を全て的中させた岡氏を「パーフェクトに近い」と称賛した。

藪氏は「タイガースの優勝確率ですけど、それをリサーチした会社があって、86%の確率だそうです」と指摘。これに田尾氏は「まだ、14%もない可能性があるの?」とツッコミを入れると、「13ゲームをひっくり返された年もありますから」と藪氏は語った。

■阪神V滅の可能性は?

逆転優勝の可能性について岡氏は「(1996年の)長嶋茂雄さんの“メークドラマ”とか、いろいろ思い出すでしょ。あれは、戦力が整ったなかでの、球団の追い上げだから」と指摘。

田尾氏は「(2008年の)岡田彰布監督のときかな。あのときはオリンピックのシーズンで、選手を出さなければいけないとか、ああいう普段にはないことがあったからね」と阪神以外の球団が優勝する可能性を否定する。

岡氏も「他球団の主力が欠けているなかで、復活してきてちょっとおもしろくなる時期は、あるかもしれないけど、そのときには数字的にかなり厳しくなっているだろうから」と楽観視していた。

■北京五輪をきっかけに大失速

阪神は2008年、7月に2位に最大13ゲーム差をつけ、リーグ優勝が確実視されていた。

ところが8月に北京オリンピックが開催され、当時タイガースの主力だった藤川球児氏、矢野燿大(当時は輝弘)氏、新井貴浩氏が派遣されたため、チームを離脱。ここで流れが変わったといわれる。