ブラジルの複数クラブを渡り歩き、2022シーズンからFC今治でプレーしているFWマルクス・ヴィニシウス。176cmとそれほど長身ではないがボールキープ力に優れており、攻撃の起点となる働きを見せてくれる。
また、俊敏性やサッカーIQの高さを活かしたゴール前の秀逸な動き出しで相手ディフェンダーを撹乱できるのも特徴ではあるが、最大の魅力は左足から放たれる強烈なシュートだ。昨シーズンは19ゴールを挙げJ3リーグの得点王に輝く活躍を見せており、今シーズンもここまで22試合に出場し9ゴールをマークするなど、現時点でのJ2得点ランキングで4位タイに位置している。
今治でも主力として活躍しているだけに、獲得となれば違約金の発生は避けられないが、J2を席巻しているストライカーのヴィニシウスに東京Vが手を挙げれば面白い補強となるだろう。

氣田亮真(モンテディオ山形)
V・ファーレン長崎やベガルタ仙台を経て、2024シーズンからモンテディオ山形に所属しているMF氣田亮真。172cmと小柄ではあるが、俊敏性を活かした高速ドリブルからシュート、パスとチームの攻撃を活性化することが出来る。加えて守備では献身的なプレスも特徴であり、攻守にわたってハードワークできる。
さらに、両ウィングバック(WB)やトップ下、センターフォワードも務めることが出来るユーティリティー性でチームの“便利屋”としての側面も持つ。
7月22日、東京Vで今シーズン主に左WBを務めていたMF翁長聖が、古巣のV・ファーレン長崎(J2)へ完全移籍することが両クラブの公式HPで発表された。その穴を埋めるためにも、氣田を狙っていきたいところ。

飯野七聖(ヴィッセル神戸)
ザスパ群馬、サガン鳥栖を経て2022シーズンからヴィッセル神戸でプレーしているMF飯野七聖。豊富な運動量と縦への推進力、高いクロス精度を武器に群馬時代は左右のサイドバック、鳥栖時代は右のウィングバックとしてレギュラーの座を掴んでいた。特に鳥栖時代は、ほぼ毎試合でスプリント回数と走行距離がチームトップの記録を叩き出すハードワークが光っており、欠かせない存在となっていた。