
米空軍が、情報公開法(FOIA)に基づき、これまで未公開だった衝撃的な記録を公表した。それは、UFO史上で最も有名な「ロズウェル事件」との繋がりが噂される、オハイオ州のライト・パターソン空軍基地に、複数の未確認飛行物体(UFO)が侵入した際の映像と公式文書だ。
この事件は2024年12月に発生。空軍は、この侵入が誰によるものなのか、そしてその正体が何なのか、今なお解明できていないことを公式に認めている。
基地を恐怖に陥れた謎の編隊飛行
公開された記録によれば、事件は2024年12月13日と16日の夜に発生した。
13日の夜10時頃、基地の警備隊員が複数の無人機が上空を飛行しているのを発見。報告によれば、少なくとも1機は全長6インチ(約15cm)ほどのクアッドコプター型ドローンだった。別の監視所からは、「赤と緑のライトを点灯させた4機のドローンが、緊密なダイヤモンド型の編隊を組んでいた」との報告も上がっている。警備隊員が車両のスポットライトを照射すると、それらは一斉に高度を上げ、猛スピードで飛び去ったという。
事態を重く見た基地は、航空管制塔に空域の完全閉鎖を指示。サーマルカメラまで動員して侵入者を捜索したが、ドローンもその操縦者も見つかることはなかった。
そのわずか3日後の16日夜9時半頃、今度は基地の近くで犬の散歩をしていた民間人がドローンの集団を目撃し通報。「物体はゆっくりと、それぞれ異なる方向に動いていた」と証言している。さらに深夜、別の警備員は未確認の航空機が滑走路に500フィート(約150m)まで降下してきた後、突如として急上昇し、姿を消すという信じがたい光景を目撃した。
もちろん、連邦航空局(FAA)に確認しても、その夜に基地空域で飛行許可を得ていた航空機は存在しなかった。
