今大会でA代表に初選出され、初戦の香港戦で代表デビューを飾ったFWジャーメイン良。30歳と遅咲きのデビューではあったが、その初陣は鮮烈なものとなった。開始早々に先制点を挙げると、26分間で計4つのゴールを挙げる活躍で大勝に貢献。優勝決定戦となった韓国戦では決勝ゴールを挙げるなど大会を通して5ゴールを挙げ得点王にも輝いた。
所属するサンフレッチェ広島では、ここまで4ゴール。昨季ジュビロ磐田でマークした19ゴールの実績を踏まえればやや物足りない数字だが、チャンスメイクなどの貢献度は高い。第24節アルビレックス新潟戦でも、開始早々に積極的なシュートから先制点のきっかけを作り、さらに追加点の場面では柔らかいボールタッチでゴールに関与するなど調子の良さが窺えた。
E-1選手権の活躍が大きなアピールとなったジャーメイン。前回大会で得点王となったFW町野修斗(ホルシュタイン・キール)と同様、W杯へとつなげることができるか。Jリーグでの活躍に期待が集まる。