夏は水分補給が非常に大切な季節。ところで読者諸君は「長期保存水」の中身が、じつは「ただの水」だということをご存知だろうか。

■「ペットボトル水」のこと、ちゃんと知ってる?

今回注目したいのは、合同会社『ソナエルワークス』の代表にして、備え・防災・BCP策定アドバイザーの高荷智也氏が投稿した動画の内容。

YouTubeチャンネル「死なない防災!そなえるTV」より投稿した動画「期限切れペットボトル水は飲める?腐らない?長期備蓄水は何が違う?[そなえるTV・高荷智也]」にて、高荷氏はペットボトルの水にまつわる「誤解されがちな知識」を多数紹介している。

中でも、「未開封のペットボトル水であれば、たとえ賞味期限を8年超過していようと問題なく飲める」という事実は、多くのネットユーザーに衝撃を与えていた。

■ペットボトルの強み、そして弱点

では、ペットボトル水に表記された「賞味期限」は何を指しているのだろうか。こちらの背景について、高荷氏は「品質保持の期限でなく、内容量の維持期限」と、説明している。

未開封のペットボトルであれば、外部から有機物や微生物が侵入してくることはなく、水が「腐敗」する事態は起こらない。しかし、水がペットボトルという「容器」に入っている以上、その中身は少しずつ蒸発し、量が減少していってしまう。

つまり、ペットボトル水の賞味期限は「飲めなくなる期限」ではなく、「量が減り始める期限」を指している。

『い・ろ・は・す』比較
(画像=『Sirabee』より引用)

こちらの事実は多くのネットユーザーを驚かせたが…さらに、当該の動画では「長期保存水」の中身が、「通常のペットボトル水と同じ」という、衝撃的な事実が明かされたのだ。