
(画像=イメージ画像 Created with AI image generation (OpenAI))
新型コロナウイルス(Covid-19)を超える、次なるパンデミックは、わずか数年以内にやって来るかもしれない。しかも、その発生源は地球上ではなく、「火星」だという――。
そんなSF映画のような恐ろしい警告を発しているのは、バッキンガム大学宇宙生物学センターのバリー・ディグレゴリオ名誉研究員だ。NASAが2030年代に計画している有人火星探査。そのミッションが、人類にとって取り返しのつかない悲劇の引き金になる可能性があると、彼は強く懸念している。
宇宙飛行士が「生放送」で死ぬ日
ディグレゴリオ氏が描く最悪のシナリオは、こうだ。火星に降り立った宇宙飛行士が、地球の生命とは全く異なる未知の病原体に感染する。そして、その様子が「生放送」で全世界に中継されるというのだ。
「もし宇宙飛行士が火星で旗を立て、一晩休んだ翌朝に未知の病気の症状を見せたら、一体どうするというのですか?」と彼は問いかける。「地球に帰還するには1年以上かかり、救助隊を送ることもできません。宇宙飛行士を“人間のペトリ皿(実験台)”にしてはならないのです」。
火星の環境は地球とは全く異なる。そこで生きる微生物がいるとすれば、我々の免疫システムが全く対応できない、未知の脅威である可能性は十分にある。

(画像=ディグレゴリオ氏 画像は「THE Mirror」より)