2位:大谷 翔平    シーズン打率 .310(2024年/636打数197安打)
 ア・リーグのエンゼルスから、ナ・リーグのドジャースに移籍、さらに二刀流を封印して臨んだこの年は、シーズン開幕時に起きた詐欺被害も加わり、イレギュラーの連続だった。にもかかわらずバッティングはさすがの安定感で、4月の月間打率は.352、5月も.312と好調。夏場は伸び悩んだが、9月には.393という驚異的な打率をたたき出した。終わってみれば、1位のルイス・アラエス(パドレス).314と僅差の打率.310を記録(リーグ2位)。さらに、54本塁打、130打点、OPS 1.036 はリーグ1位、197安打、59盗塁はリーグ2位と、この年の主要部門のほぼすべてを制圧するものだった。

1位:イチロー    シーズン打率 .372(2004年/704打数262安打)
 日本に留まらず、世界を代表する安打製造機、MLBの歴史に名を刻む日本人選手は、やはりこの男。イチローはシアトル・マリナーズに所属していた2004年シーズンに、彼のキャリアの中でも特に輝かしい記録を残した。この年、イチローは打率.372を記録し、MLB全体でもトップの成績を収めた。さらに、シーズン最多安打記録である262安打を達成し、ジョージ・シスラーが1920年に記録した257安打を84年ぶりに更新する偉大な記録達成となった。また、打率3割以上を10年連続で達成し、MLBの生涯打率で.311という驚異的な数字も残している。イチローは日本人の垣根を超え、現在でも多くの若手メジャーリーガーから尊敬を集めている。

山本由伸、大谷翔平を“隠し撮り”「てか由伸は翔平好きすぎw」「センスが抜群」

 日本人選手たちがMLBで残した成績は、彼らの卓越した技術と努力の賜物。特に上位にランクインした選手たちは、それぞれの持ち味を活かし、チームの勝利に貢献してきた。大谷翔平選手は、二刀流復活となったが、今年も好調なシーズンを送っている。自身の記録を塗り替えることができるか、楽しみだ。