広大なサーフで釣っている場合、潮が止まっている場合でもキスが溜まる場所がある。とにかく歩き回ってあちこちキャストしてみるのが良いだろう。キスは足で釣れと言われるように、群れを自ら探しにいくイメージだ。

3. 河口を狙う
潮周りが悪い、もしくは潮止まり前後に当たってしまう事が釣行前に判っているのであれば、最初から流れがある場所、即ち河口に行くのも1つの手だ。勿論潮の影響が無いわけではないが、川からの流れがあるため、全く流れが無い場所に比べて釣果を得やすい。
釣り方を考える
次に、実際の釣り方において行えるテクニックもみていこう。
4. 仕掛けとエサを工夫
潮が止まっている時は、併せて食いが渋くなる事が多い。こういった時は針サイズをワンランク落として食い込みを良くしてみたり、餌を大きく付けることでアピールしてみると良い。
ハリスを細い物に変更するのも良いだろう。著者は小針細仕掛けに変えた後、活きの良いイシゴカイを1匹掛けにするのだが、この際チモトを超えてたくし上げることで身切れを防ぐようにしてから遠投している。

5. 誘いを変えてみる
キャストしてただ引っ張るだけ……という動作に加えて、小刻みにチョンチョンと竿先を動かす、フワっと持ち上げてみる……といった誘いを追加してみよう。
要は「ココに餌がある」というのを、遠くにいるキスにアピールするのだ。特に、砂底でオモリを叩くようにし、砂煙を上げるのは効果が高い。
6. 投点をずらす
投げる方角を変えてみる、遠投してみる、逆に近場を丹念に探る……といった工夫で、結果が変わる事もある。足元に障害物がないポイントなら、足元から僅か5m程の場所で食ってきた、はたまた波打ち際で飛び付いてきた……なんてこともある魚だ。海底が砂地である以上、どこでもチャンスがあると考えておこう。
