したがって、防錆性能の高いフックを選定することが推奨される。たとえば、ステンレス製やチタンコーティングされたフックは、錆びにくく、長期間の使用に耐えることができる。なるべく高い防錆加工が施されたものを選ぼう。

スプリットリングも購入しておこう
フックの換装時には、スプリットリングのチェックも行いたい。ここも錆びやすい場所で、放置しておくと本体に腐食が回ってしまう。スプリットリングは、フックとプラグ本体を繋ぐ役割を果たすが、換装時にはリングの開閉が必要となるため、専用のオープナーを使用することが推奨される。
オープナーを使用することで、リングの変形を防ぎ、スムーズな換装が可能となる。また、スプリットリングは消耗品であるため、タフな環境で釣るときにはフックと共に予備を持参することも考慮すべきである。
参考価格としては、ハリ周りといえば以下のような値段だ。
・トレブルフック:9個入り程度で600円
・スプリットリング:20個入り300円
・スプリットリングオープナー:800円

いかがだろうか?釣りの生命線ともなるハリ周りであるが、意外に値が張るものではない。ルアーの形状や何やらを気にしてあれこれ買い足すよりも、ハリ周りにお金と神経を割いたほうが賢いだろう。
ライトゲームプラグのフック換装は、釣果向上のための重要な作業である。しかし、フックの強度やサイズ、防錆性能、そして換装時の道具の準備など、いくつかの注意点が存在する。
これらを適切に管理することで、より確実性の高いプラッギングを楽しむことができるだろう。なお、メタルジグのフックなど独特の世界観を持つものは、今回は触れないこととした。これについては別の機会に紹介したい。
<井上海生/TSURINEWSライター>