7月23日の国内債券市場で、新発10年物国債の利回りが一時1.6%まで上昇し、約17年ぶりの高水準となりました。
長期金利が急上昇、一時1.6% 17年ぶり高水準XtGPXgn71a
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) July 23, 2025
背景には、日米が15%の相互関税で合意し、投資家のリスク回避姿勢が後退したことがあります。
日米の関税合意に注目が集まる中、日本の長期国債利回りは上昇を続ける。関税が15%に引き下げられても金利が上昇するのは財政赤字拡大や国債増発への警戒が強まるためだ。米国、ドイツ、日本の主要先進国では協調でなく相関的な財政拡張が進み世界の債券市場は大量の国債供給を消化せねばならない。 pic.twitter.com/IS41ygdtyi
— 朝倉智也(Tomoya Asakura) (@tomoyaasakura) July 23, 2025
23日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(379回債、表面利率1・5%)の利回りが上昇し、一時1・600%を付けた。2008年10月以来の高水準。参院選で与党が敗北したことで野党の主張する財政拡張の傾向が強くなり、財政が悪化するとの懸念から国債が売られ利回りが上昇 pic.twitter.com/wREVixQdNo
— 金友久美子/ Kumiko KANETOMO (@KumikoKANETOMO) July 23, 2025
また、景気懸念の後退により、日銀の利上げ観測も強まりました。
長期金利が1.6%に上昇して約17年ぶりの高水準を付けた。日米の関税合意を受け、日本銀行が利上げしやすくなるとの見方が売りにつながっている。 YuvzSlOSZ
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) July 23, 2025