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Boo3の載ったハイゼットジャンボが晴れて自分のクルマになった
シェル付き軽トラの魅力
Boo3の載ったハイゼットジャンボが晴れて自分のクルマになった
DRIMOの記事にも度々登場してきたBoo3(軽トラ用の荷台シェル)の2年間のアンバサダー契約が2024年末に終了した。
Boo3もそれを載せているハイゼットジャンボもBoo3を製造する株式会社自遊空間さんからの借り物だったので、当然ながら契約が終了したら返却しなければならない。
しかし、仕事にも遊びにもすっかり馴染んでしまっていたので、契約期限の迫る2024年の夏頃から今後どうしたものかとこの数ヶ月悩んでいた。

ところが、なんと自遊空間さんから好条件での払い下げの打診をいただいた。
またとない機会なので、全く余裕などなかったのだがなんとか資金を工面し、買い取らせていただくことになった。
そして、これまで借り物だったのであまり大きく手を加えることができなかったが、自分のものなら資金が許す範囲で好きなようにいじることができるようになる。
そこで、まずは兼ねてから気になっていた「しし狩バンパー」なる物を取り付けることにしたので、今回は「しし狩バンパー」を付けようと思った理由や必要性などについての話をしたいと思う。
シェル付き軽トラの魅力
「しし狩バンパー」の話に入る前に、他にキャラバンとバモスも所有しているのに、何故Boo3の載ったハイゼットジャンボを購入することになったのか、と言うかこれを手放せなくなってしまった理由などをざっと説明しておこう。
私の生活環境にクルマは欠かせないのだが、仕事柄大きな荷物を積まなくてならないし、遠出した際に中で快適に寝られる必要もある。

故障した際などは仕事にも生活にも支障をきたすので、一応そんなクルマを2台確保しておきたいのだが、3台も要らない。
しかし、キャラバンとバモスはどちらも既に13年を超えているのでそろそろ先のことも考えなければならないと思っていた。
そこに、今年でまだ4歳の素性の知れた絶好調のハイゼットジャンボが現れたといった事情もあったのだが、2年間使ってみたら思っていた以上にハイゼットジャンボとBoo3の魅力が大きかったというのが最大の理由だ。
性能の不安がまったくない
軽トラを車中泊などのレジャーに使用する場合、走行性能や居住性に不安を抱く人は多いと思う。
交通の流れについていけないのでは、とか、加速が悪くて高速道路への侵入が怖いのではないかか、走行性能も居住性も長距離走行には厳しいのではないかといったような心配だ。
こういったことに関してハイゼットジャンボは全く問題などなかった。
問題ないどころか、1クラスの上の少し昔のライトエース・バネット・ボンゴ辺りと走行性能は十分同程度か、居住性に関してはむしろ上なくらいと感じた。
また、実走行の燃費は13~16km/l程で、これも現在の乗用車と比較したら悪いことになってしまうのだろうが、商用車基準で考えるとこれは良い部類に入るので、私にとってはかなり燃費も良いクルマということになる。
そして、税金なども含めた維持費や高速料金なども安い。
仕事も遊びにも最適

また、Boo3の大きな特徴であるパネルとアオリが3面全て開けられる機能は、仕事や日常の遊びでも何かと便利で、本当に使いやすい。
詳しいことはBoo3に関する以前の記事を読んでいただきたいが、車中泊用車としての使い勝手も良く、居住性もこの大きさからは想像し難い高さがある。
私にとってはほぼパーフェクトに条件が整っていることになるのだ。
自腹を切る前に、これをアンバサダーとして長期間体験できたことは大変ラッキーだったことで、自遊空間さんには本当に感謝している。
また、今回のしし狩バンパーにも関わる話だが、現在の軽トラには他にもちょっと変わった面白味がある。
パーツが豊富
以前はホンダ・スバル・ミツビシ・マツダなども自社で軽トラを製造していたが、現在はダイハツとスズキしか製造しておらず、他社の販売する軽トラは全てどちらかのOEMであり、実質的には現行の軽トラは2車種しかないことになる。
これは残念なことではあるが、種類が限られるとアフターマーケットパーツは作りやすいことになる。
そういった事情もあってか、ハイゼットトラックとキャリイ専用(OEMも含め)のアフターマーケットパーツは数多く出回っている。

例えばホームセンターのコメリではハイゼットトラックとキャリイ各々専用の泥や砂に強い実用的なフロアマットを販売しているが、これが大変安価で、安価に作れる理由は需要が高く、2種類だけ作れば良い(在庫リスクが低い)からではないかと思う。
これはかなり地味な例だが、実用品もドレスアップパーツも、とにかくハイゼットトラックとキャリイは専用品の種類が豊富だ。
元々は仕事専用の地味な存在だった軽トラだが、近年はいじりやすくて、いじりがいもあり、実用性も高い趣味カーにもなっているのだ。