清水では現在8ゴールでJ1得点ランキング4位タイのFW北川が不動のレギュラーとして活躍しているが、代わりとなるFW陣に不安を抱えている状況だ。FWの層を厚くするべく、清水でもプレー経験のあるサンタナにオファーする可能性もあるだろう。


中島元彦 写真:Getty Images

中島元彦(セレッソ大阪)

セレッソ大阪(以下:C大阪)の下部組織からトップチームに上がり、アルビレックス新潟やベガルタ仙台への期限付き移籍を経て、今シーズンからC大阪に復帰したFW中島元彦。

前線へのボール運びに定評があり、味方を上手く活かしたパスやチャンスと見るや強烈なミドルシュートを放つなど、チャンスメイク能力に長けている。また、セットプレーのキッカーも任されており、コーナーキックやフリーキックでは精度の高いボールで決定機を作り出している。

ボランチやトップ下、センターフォワード(CF)など中盤から前線のポジションならどこでもプレーできる点も魅力の一つであり、チームでは重宝される存在だ。

今シーズンは22試合に出場し4ゴール2アシストを記録しているものの、直近はベンチスタートが続いている。C大阪の編成次第ではあるが、清水への期限付き移籍で北川とポジションを争う可能性も出て来るのではないだろうか。

中野伸哉 写真:Getty Images

中野伸哉(ガンバ大阪)

サガン鳥栖で3年半プレーした後、2023シーズン途中からガンバ大阪でプレーしているDF中野伸哉。武器は両足から放たれる高精度のキックだ。身体の使い方も上手く、対人守備でも相手を自由にさせないプレーが持ち味で、両SBやCBを務めることができる。

今シーズンはここまで9試合に出場しているが、総出場時間はわずか23分と出場機会が限られており、チーム内における序列はそう高くはない。清水の最終ラインに厚みを持たせるべく、補強候補として中野に白羽の矢が立つかもしれない。


前嶋洋太 写真:Getty Images

前嶋洋太(アビスパ福岡)