清水エスパルス 写真:Getty Images

2025明治安田J1リーグで7月20日現在13位(勝ち点30、得失点差-3)につけている清水エスパルス。3年ぶりにJ1復帰を果たした今季は、前半戦をまずまずの成績で折り返した。しかし、開幕当初からセンターバック(CB)を務めていたDF高橋祐治が、左ひざ前十字靭帯断裂および左ひざ半月板損傷と診断され全治9ヶ月であることが公式HPにて6月26日に発表された。今季中の復帰は絶望的であり、チームは守備の大黒柱を失った。

さらに高橋同様、開幕当初から右ウィングバック(WB)や右サイドバック(SB)でレギュラーを務めていたDF北爪健吾も、5月25日の第18節ヴィッセル神戸戦を最後にメンバー入りしていないことから負傷離脱が囁かれている。彼らの離脱後、チームは3-4-2-1のフォーメーションが多く、4バックを組んでいた時期に比べて守備の安定感が欠けている印象だ。

柔軟なシステムを活かして上位進出を狙うためには、SBやWB、さらにはCBもこなせる選手の補強が重要だ。また、エースストライカーFW北川航也の代役となる選手を獲得できれば、得点パターンの幅も広がるだろう。ここでは、清水が今夏獲得すべき4選手を紹介する。


チアゴ・サンタナ 写真:Getty Images

チアゴ・サンタナ(浦和レッズ)

ブラジルやポルトガルの複数クラブを渡り歩き、2021シーズンに清水エスパルスに加入し、昨2024シーズンからは浦和レッズでプレーしているFWチアゴ・サンタナ。

184cm・80kgとがっちりした体格でボールキープ能力に長けており、攻撃の起点となるほか相手DFを背負いながらも強引にシュートまで持っていくなど、個人で打開できる高い能力も魅力だ。。2021シーズンから4年連続で2桁ゴールを挙げており、Jリーグでの実績は十分だ。しかし今シーズンは出場機会が限られ、ここまで12試合でわずか3ゴールと例年になく苦しんでいる印象だ。