自民党は同日、党紀委員会で鈴木氏の復党を認め、公認に向けた手続きを開始しました。汚職による有罪判決やロシアとの関係といった過去を持つ人物をこの時期に復活させた背景には、自民党の人材難という事情もうかがえます。

今回の復帰劇を通じて、自民党が「過去に問題があっても、票を持っていれば復活できる」というメッセージを国民に送っているように映ります。比例代表という制度を利用しての復帰には、安全保障上の観点からも、国民との意識のずれが浮き彫りになりました。