自民党の高市早苗氏は、参院選の応援演説で「自民党の背骨を入れ直す」と語り、次の総裁選への出馬に強い意欲を示しています。

発言の背景には、党内での石破首相への不満や、参院選の敗北による責任論の高まりがあるとみられています。

高市早苗氏SNSより

高市氏は「保守層」に根強い支持を持ち、積極財政や減税を掲げていますが、こうした政策には深刻なリスクが伴います。

特にインフレ下での減税は、物価上昇を加速させ、実質賃金の低下や円安・長期金利の上昇、そして国債の信認低下を招くおそれがあります。金融市場はそうした動きを敏感に察知しており、すでにトリプル安(円・株・債券の同時下落)への懸念が高まっています。