日本の行政は微妙に性善説と責任の所在の曖昧化させる構造を作っていて、やる気の無い、責任を誤魔化したい人間が知事などの強力な権限のある地位に就くと、その悪影響が出やすい構造になっていると言えます。

伝染病など感染症対策においても法律では都道府県知事に権限が大きく委ねられており、それぞれの都道府県下における対策は知事が一義的な権限を有します。

しかしながらコロナ禍でほとんどの知事達がやったのは「国が判断しろ!国が責任を負え!」と責任を国に丸投げして自分達が責任を負わないように逃げる事でした。

結局、地方分権だのなんだの言って都道府県知事に強力な権限を与えておいても面倒事からは簡単に逃げる知事ばかり。

原発再稼働もそうです。

知事に判断が委ねられる建て付けになっているので国が再稼働したいと言ったところで前に進みません。

責任の所在を曖昧にできる構造になっていることは真面目に地元の人達のために身を粉にして働くような人が知事なら問題ないのでしょうが、都合の悪い事から逃げる事を選ぶような人間が知事になってしまうと、何も前に進まなくなってしまいます。

マスゴミがこうした連中に対して自分達の政治的立ち位置の都合から、客観的な指摘をせず、国民になぜそのような問題になるのかという構造が知られ無い事も問題です。

外国人ファーストの野党第一党、そして他も責任から逃げ回って不法な外国人達の問題を誤魔化し続けることで国民の不満が高まっているからこその昨今の政治への批判の高まりに繋がっていると思います。

与党は党内の保守系議員の働きかけにより、不法滞在外国人を強制送還するための予算拡充などを進めていますが、肝心の外務大臣が事なかれ主義全開で足を引っ張っているのです。

そりゃ中身なんて全く無くても、コロコロ言う事が変わっていて全く信用出来なくてもとりあえず選挙のために「日本人ファースト」とキャッチフレーズを打ち出しておくだけでコロッと騙されて釣られる人達が出る事に繋がっているのが現状でしょう。