■発見時の状況が恐ろしすぎる…

飲み物を発見した経緯について、ポスト投稿主・速度さんは「駅のホームで飲み物を買おうとした際、取り出し口に自分が購入したものではないドリンクが入っていました」「購入品を取り出す妨げにもなっていたので取り出したところ、当該自販機のラインナップの中には無い商品で不審に思い、駅の窓口に電話で通報しました」と振り返っている。

駅員からは「一旦横に避けておいてください。駅員が回収します」との回答が得られ、電車の時間もあったため指示に従い、電車に乗車したという。

ポストが大きな話題となった件については、「殺意を持った第三者にしろ、模倣犯にしろ、こうした事件というのはなかなか後を絶たないと思います。過去の事例をご存知ない方や、お子様を持つ方々にも注意喚起として届いていれば幸いです」と、語っていた。

■東京メトロ「他の自販機で販売してる商品」

駅の自販機
(画像=『Sirabee』より引用)

自販機から発見された飲み物は『Welch’s フルーツウォーターレモン』。

写真を見る限り、確かに当該自販機の商品ラインナップの中に、その姿は確認できない。では、駅構内にある他の自販機や、コンビニ店舗はどうだろうか。

こちらの質問に対し、東京メトロ広報からは「当該駅ホーム階設置のアサヒ社自販機において、該当商品の販売がございます。しかしながら、本件の飲料が上記のアサヒ自販機で購入されたものか否かは不明でございます」との回答が得られている。

速度さんは「普通にペットボトルはしっかり冷えてて、余計にタチが悪かったな。悪意を感じる」とも振り返っていたため、夏の気温を考えると、当該の飲み物は「駅構内の別の自販機で購入されたもの」の可能性は高いだろう。

このような事例だけでなく、駅構内で不審物を見つけた際の対応について、東京メトロ広報は「駅構内や列車内で不審物を見つけた際は、触らず、近づかず、安全を確保したうえで近くの駅係員や乗務員にご連絡頂きますようお願いします」と呼びかけていた。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言がある。過去に起こった痛ましい事件は決して風化させず、後の世代への注意喚起として受け継いでいきたい。