夏は水分補給が重要な季節。そのため、自動販売機のありがたみを強く感じる時期でもある。
しかし現在X上では、地下鉄の自販機にて目撃された恐ろしい光景に対し、「本当に気をつけて」と、驚きの声が上がっているのだ。
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■駅で見かけた自販機、恐ろしい光景が…
ことの発端は、Xユーザー・速度さんが投稿したポスト。
「怖かった」と題した投稿には、地下鉄構内に設置された自販機、そして地面に置かれたペットボトル飲料の写った写真が添えられている。
その正体について、ポスト本文にて「駅で飲み物を買ったら、取り出し口にもう1本ペットボトルが入っており、誰かの取り忘れかな? と思いましたが、よく見たらこの自販機では売ってない商品でした。横に避けて駅員さんに通報しておきました。パラコート事件が想起されます。くれぐれも残留品は飲まないようにしてください」と説明していたのだった。
■40年前のパラコート連続毒殺事件
パラコート事件(パラコート連続毒殺事件)は、1985年(昭和60年)に日本各地で連続発生した毒物混入・毒殺事件。
その手口は、除草剤・パラコートなどを飲料に混入させるというもので、当該事件では自販機の付近や、取り出し口内にパラコート入り飲料が置かれた。被害者はそれらの飲料を「運良く見つけた取り忘れの商品」と判断して飲み、命を落としてしまったのだ。

同事件を想起させる光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「私の友人だったら『おっ、ラッキー』って飲みそうで怖い」「パラコートの事件と同じ手口じゃん…」「これを怖いと思える感覚は必要」など、驚きの声が続出している。
また、パラコート連続毒殺事件から既に40年経過していることもあり、「事件を知らない世代も普通にいそう」「親御さんは一度、お子さんに教えてあげた方が良い」と言った具合に、注意を喚起するユーザーも見られた。
そこで今回は、当該の飲み物の詳細をめぐり、飲み物が発見された駅を運営する東京地下鉄(東京メトロ)に詳しい話を聞いてみることに。その結果、衝撃の事実が明らかになったのだ…。