普段は遠投しなければ釣れない場所でも、満潮により潮位が上がれば、案外近くでヒットする事がある。こういった際は投げ釣りタックルではなく、ライトタックルで狙うと効率がいい。

「キスは干潮と満潮どちらが釣れる?」キス釣りと潮位のリアルな関係性エギングタックルが扱いやすい(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

連掛けのチャンス

遠い距離から仕掛けを引いてくる場合、当然足元/波打ち際近くまで探れた方が多点掛けのチャンスは広がる。サーフから狙う場合、遠投して足元まで探って8連~10連掛け……なんて事もある。

干潮のメリット

対して、干潮時にはどんなメリットがあるのかをみていこう。

遠浅のポイントが面白い

春先に潮干狩り場、夏場は海水浴場になるような遠浅のポイントの場合、大潮の干潮前後に釣行すると数十メートル単位で潮が引く場合がある。こうなると普段よりも遠い場所まで仕掛けが届くようになり、釣り荒れしていないエリアを狙えたりする。

ただし、釣りが可能な場所かどうかを事前に確認してから釣行してほしい。釣りが可能なら、潮干狩り場の近くのサーフ等は狙い目だ。

「キスは干潮と満潮どちらが釣れる?」キス釣りと潮位のリアルな関係性潮干狩り場周辺は遠浅な事が多い(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

美味しい時間を狙い撃ち

キスは上げ潮が良いわけだが、干潮からの上げ始めが最も食いが活発になる。干潮前後に釣行すれば、この時間をピンポイントで狙えるのだ。また、潮が緩み始める下げ終わりも狙うことが出来るので、終始「時合い」と呼べる状態となるのが最大のメリットだろう。

「キスは干潮と満潮どちらが釣れる?」キス釣りと潮位のリアルな関係性効率よく釣れる(提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)

干潮時に釣れるなら終始釣れる

仮に満潮の時しか釣れないポイントの場合、干潮になると浅くなりすぎて釣れなくなる事があるが、干潮時=最も潮位が下がる時間帯に釣れる場所はそうではなく、1日を通して釣れる可能性が高い。

潮位を把握して効率良い釣りを!

今回紹介したのはあくまで「一般的に効率よく釣れる時間帯」だ。シーズンに入れば時間帯・潮位関係なく釣果をたたき出すベテランも多いので、一概には言えないだろう。