普段は遠投しなければ釣れない場所でも、満潮により潮位が上がれば、案外近くでヒットする事がある。こういった際は投げ釣りタックルではなく、ライトタックルで狙うと効率がいい。

連掛けのチャンス
遠い距離から仕掛けを引いてくる場合、当然足元/波打ち際近くまで探れた方が多点掛けのチャンスは広がる。サーフから狙う場合、遠投して足元まで探って8連~10連掛け……なんて事もある。
干潮のメリット
対して、干潮時にはどんなメリットがあるのかをみていこう。
遠浅のポイントが面白い
春先に潮干狩り場、夏場は海水浴場になるような遠浅のポイントの場合、大潮の干潮前後に釣行すると数十メートル単位で潮が引く場合がある。こうなると普段よりも遠い場所まで仕掛けが届くようになり、釣り荒れしていないエリアを狙えたりする。
ただし、釣りが可能な場所かどうかを事前に確認してから釣行してほしい。釣りが可能なら、潮干狩り場の近くのサーフ等は狙い目だ。

美味しい時間を狙い撃ち
キスは上げ潮が良いわけだが、干潮からの上げ始めが最も食いが活発になる。干潮前後に釣行すれば、この時間をピンポイントで狙えるのだ。また、潮が緩み始める下げ終わりも狙うことが出来るので、終始「時合い」と呼べる状態となるのが最大のメリットだろう。

干潮時に釣れるなら終始釣れる
仮に満潮の時しか釣れないポイントの場合、干潮になると浅くなりすぎて釣れなくなる事があるが、干潮時=最も潮位が下がる時間帯に釣れる場所はそうではなく、1日を通して釣れる可能性が高い。
潮位を把握して効率良い釣りを!
今回紹介したのはあくまで「一般的に効率よく釣れる時間帯」だ。シーズンに入れば時間帯・潮位関係なく釣果をたたき出すベテランも多いので、一概には言えないだろう。