船中最初のイサキを手中

出船から1時間ほどで大山沖に到着。船が安定するのを待ち、船長から「どうぞ!」の合図があり仕掛けを投入する。水深は34m。底まで落とすと、すぐに巻き上げないと漁礁に引っ掛かってしまうため注意が必要だ。

魚探に魚影は映るものの、ひと流し目は誰も釣れていない様子。2流し目の移動中に、船宿から配られる仕掛けよりも持参した細めのハリスに変更してみた。

底まで仕掛けを下ろし、丁寧に下から誘い上げてタナを探ってくると、サオ先にククンッとアタリが出た。巻き上げると本命。船中一番乗りでイサキを釣ることができた…。たぶんね。

ソウダガツオの猛攻に苦戦

その後もアタリがあったタナを中心に、コンスタントに釣ることができたが、ここで困ったことが起こった。大山沖名物ソウダガツオの猛攻をくらい、あちこちでオマツリ騒ぎ。あれよあれよと用意した細いハリスの仕掛けがプッツンプッツンと切られてしまう。

それでもカツオの猛攻をかわしていかないとイサキは釣れない。用意した仕掛けを4組ロストしやる気も大幅にロストしてしまったが、土産は十分にできており、ここからは周りを見ながらのんびり釣ることにした。

大山沖の乗合船でイサキ8匹&良型アジを手中【愛知・七福丸】釣果の決め手は細仕掛け?足元のイケスに泳ぐイサキ(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

太いハリスでアタリ減少

ちょうど最後の細いハリス仕掛けを使い果たしており、ここからハリスは少し太めのものを使った。周りの人も細いハリスを使って釣果を上げていたが、太いハリスの自分にはポツリポツリ。ちょっとしたハリスの太さの違いで、これだけ釣果に差が出てしまうことがよく分かった。

残り30分になり片づけようとしていると、何だか周りが忙しい。アジが釣れているようだ。しかも大きなアジで、みんな目の色を変えて狙っている。

周りの勢いに押され、最後なんとか私もアジを釣ることができた。釣果はイサキ8匹とアジ1匹。食べるには十分だ。

大山沖の乗合船でイサキ8匹&良型アジを手中【愛知・七福丸】釣果の決め手は細仕掛け?最後はイサキより大きなアジ(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽佑)

大山沖のイサキはこれから