取水口に近づくほど流れが強く、その境目が床屋前付近となる。東駐車場からもさほど遠くないし、カートなどがあればなおさら便利だろう。長竿の底釣りで狙っている人が多く、中央ひな壇や芝生と比べてのんびりした雰囲気で竿を出せる。水質がよく水も動いているので、思わぬ良型が出るのが東エリアの特徴。

公園ワンド

近年は狙う人が減ったが、以前は東エリアの隠れた人気ポイントだった。手すりがあり台が設置しにくいが、一人静かに狙ってみるのも悪くない。

ジャカゴ

以前は裏に路地の駐車場があり人気のポイントだったが、駐車不可になった現在は狙う人がいなくなってしまった。中央ひな壇同様にジャカゴの階段状なので台は設置しやすい。東駐車場からもカート利用であれば見た目ほど遠くない。

釣り方とエサ

この時期(高水温期)の門池は圧倒的に宙釣りが有利。タナは好みだがエサは両ダンゴまたはトロ掛けがお勧め。釣り方のキモはジャミ対策に尽きる。

ヘラが寄ればジャミアタリは消えると思われるが、それだけで釣れるほど甘くはない。エサのタッチやセッティングなどが合っていないと、隣は釣れて自分は釣れない状態に陥りやすい。

ハリの大きさが釣果のカギ

賢明なのは小バリを使わないことだ。グラン鈎を例にするなら、最低でも8号以上で何なら同巨べらタイプ13号でも構わない。エサでナジませるのではなくハリの重さでエサを入れる感覚にすると、いいエサをタナに届けやすくなる。

バラけないエサではヘラが寄らず、いつまでたってもジャミアタリが消えない。逆にバラけすぎると肝心の時にアタリにならない。

これらを抑えるにはハリの大きさ(重さ)がとても有効なので、ぜひ試してみてほしい。

今週のヘラブナ推薦釣り場2025【静岡・門池】東エリアの流れ込み付近(提供:週刊へらニュース編集部)

ウキの浮力と仕掛けの落下速度

またウキの浮力も重要だろう。一般的に軽すぎるウキはジャミの層を突破できないことが多く、速く沈めるほど効果的と言われている。ただしヘラの反応を引き出すには仕掛けの落下速度も有効であり、速すぎるとヘラの反応が鈍り、結果的にはエサの近くに寄らずジャミアタリが消えないのローテーションになりやすい。